ちいさな旅 千国街道(その11)

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 小土山石仏群です。ここの石仏群には、ほかと比べるとなかなか興味を引かれる石仏があります。
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 仲睦まじい、双体道祖神様。穏やかな表情で微笑んでおられます。
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 こちらは、脱衣婆でしょうか。なかなか迫力のあるお姿です。
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 この石仏群で一番珍しいのが、この線彫りの鐘馗(しょうき)様。言い伝えでは無名の旅人が通りすがりに彫ったものといわれていますが、どうしてどうして、これはなかなかの腕の人が描いたもの。ひょっとすると、北信濃によく滞在したといわれる、画狂人葛飾北斎が描いたものかも・・・
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 ここから、また山の中を歩きます。立ち止まると、吸い込まれそうな静寂に包まれます。
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 木立の中の道を下りきると、南小谷の雨中です。ここで千国街道の一部、千国コースが終わります。
一緒に旅をした杖もここでお別れ。また誰かに使ってもらえるでしょう。
(つづく)