みやこへお散歩 3
京都大学教授で哲学者の西田幾多郎先生が、好んでこの道を散策し、思索に耽り、また、大阪経済大学初代学長で経済学者の黒正巌先生が、ドイツ留学時代に親しんで歩いた「ハイデルベルヒの哲学者道に髣髴たり」と言われたりしたことから、この小道が「哲学の道」といわれるようになったそうです。
哲学の道の通る、疎水沿いには、関雪桜と呼ばれる桜並木が続いています。大正の時代、近くに住む日本画家 橋本間雪の夫人が京都市に桜の苗木を寄贈したのが始まりといわれ、桜の頃には、それは見事な眺めになります。
しかし、今はまだ冬と春の狭間の浅春。花も葉もありません。確かに、冬枯れの景色も哲学には相応しいものといえども、画像的には少し寂しいかなと思っていましたが、先程から降りしきる雪が、あっという間に降り積もり、気がつけば雪花咲く、白く素晴らしい景色に。以下、へたくそな解説文抜きで、画像を御覧ください。
哲学とは無縁の極楽とんぼの私でも、思わず人とは何ぞやと哲学してみたくなる、お散歩道となりました。
つづく