正月も終わりです

 松の内が終わってから小正月まで、松本市内では各町会の子ども会により、

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「三九郎」が行なわれます。

 三九郎は、町内の各家から集めた門松や達磨を使い櫓を組み、

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日暮れ時になってから火をつけて

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豪快に焚き上げ、歳神様を天に神送りをする行事だそうです。

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また、この三九郎の火で、柳の枝に差した米粉をでつくった「繭玉」を炙って食べると、一年間無病息災で過ごせると言い伝えられております。

 他の地方では、一般的に「どんど焼き」若しくは「左義長」と称されていますが、なぜ松本市のこの種の行事が「三九郎」と呼ばれるようになったのかは正確にはわからないそうで、一説にはこのあたりで盛んだった道祖神信仰の神主さん「福間三九郎太夫」と言う人の名が、由来になっているとも言われております。
 まあ、ともあれ江戸の頃から続く、歴史の長い伝統行事。できることなら末永く伝承されていくことを願っております。

 さて、松本ではこれで正月行事は終わりです。これから節分を越えて桜が咲く頃まで、松本の町には静かな時間が流れてゆきます。