秋も更けて

 お彼岸も終わりふと気がつくと、ついこの間まで頑張って鳴いているなあと聞いていた蝉の声も、とうとう途絶えてしまいました。

 その代わり宵の口からは、虫たちの大合唱。もう風流とも思えないほどの虫の音が、夜空に響き渡っております。

 樹々が色付く晩秋にはまだだいぶ間がありますが、信州では今が実りの秋真っ盛り。

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画像は松本市四賀あたりですが、稲刈りも終盤を迎えています。刈り取った稲をはぜ掛け (一般的には稲木と言うのでしょうか) にしている風景を、あちらこちらで見ることができます。

 ずっと見慣れている風景。今、まだその風景に身を置くことができることに、感謝せねばいけないのでしょうか。

 願わくば、10年後も同じ風景を見たいものです。