よろこび
日曜日。一日ぼ~~~っとしているのももったいないので、えっちらおっちら飛騨山脈を越えて、
飛騨高山まで街歩きに。
私の中で、お気に入りの街としては、お江戸、京都、鎌倉に次いで五本の指に入り、この所ちょくちょくお伺いしております。
高山の町といえば、上二之町・上三之町辺りの古い町並みが有名ですが、さすが飛騨高山。そん所そこらの似非伝統的都市とは大違い。
大勢の観光客が押し寄せる定番スポットを外れても、古い町並みが続きます。
昨今、どこの地方都市でも観光の目玉として、古いような町並みを再現したりして、なんとなく歴史が有りっぽいような所を演出しておりますが、所詮は作り物。一歩通りが違えば、のっぺりとした面白みのない新しい住宅が立ち並ぶ、味も素っ気も重みも人情味もない街並みが続きますが、高山の場合、歴史と生活の場が融合して、よそよそしくもなくかといって軽すぎることもなく、丁度良く街を形成しているところが、すごいところ。
この街並みは、一朝一夕にできるものではありません。
この街並みは、一朝一夕にできるものではありません。
そういう街並みを漂うように歩くことが、街歩きファンとしては、無上の喜びなのです。