ああ、夏の夕べ

 昨日のお話

 世間様ではもうほとんど盆休みが始まっているようで、会社に居ても電話一つ、ファックス一枚、メール一件もなく、一日とっても暇。台風の余波で時折吹き付ける風雨の音を聞きながら、クーラーの効いた部屋で、何もせずに一日ボーっと終わってしまいました。

 定時に会社を出て,

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いつの間にやら、台風が去ってしまった、

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日曜の夕方のように静かな街をふらふら。

しばらく街を歩き、弥生町のあがたの森大通り沿いにある銭湯「菊の湯」さんへ。汗を流してさっぱりして、外に出ると、夕闇に染まりだした街並みの向こうから、狸囃子のように微かに盆踊りのお囃子が。その狸囃子に誘われるようにふらふらいくと、

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天神様(深志神社)の境内で盆踊り会が開かれていました。

 近くの町会さんたちの盆踊り、

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楽殿でお囃子をして、その周りを浴衣姿や、洋服姿、それぞれ思い思いの格好の、のんびりとした踊りの輪が囲み、その周りを、踊ろうかどうしようかと迷う見物人が取り囲む、これぞ「町内の盆踊り」と言う、気取らず、とってもゆるくて、とっても心地の良い盆踊り。

 なんと一杯200円で売られている、

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生ビールを買い、木曽節や、三波春夫さんのチャンチキおけさ、さらにはアンパンマン音頭にドラえもん音頭まで流れる、盆踊りを眺めながらちびちび呑む。

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なんだか、これが正しい日本の夏の楽しみ方と言う感じで、アホのようにこの空間に見惚れておりました。(本当は私も踊りたかったのですが・・・)

 一時間も盆踊りを見て楽しみ、たった一杯のビールで気持ちよくなり、またふらふらと街を歩く。台風が去った後の風は涼しく、心地よく体を包んでくれます。
 
 思わず「ああ、夏の夕べだぁ~」とつぶやき、このまま家に帰るのがとってももったいなくなったので、行きつけの「夢屋」さんで

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一杯。

さらに、「夢屋 串揚げ部門」で、

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串揚げ店なのになぜかある、さんまのお造りでさらに一杯。そのうち、呑み仲間の先輩Y・Aさんが来て、ご一緒にまた一杯。どうしようもない馬鹿っ話しをして盛り上がり、気がつきゃ結構な時間。
 最終電車で帰るY・Aさんを見送り、少ししてから私もふらふらと帰りました。

 そういえば、蕎麦打ち職人のY・Aさん、明日からの盆休みはどえらく忙しくなるとのこと。本当にご苦労様です。お体だけはお大事に。