作詞 高野辰之 作曲岡野貞一
一、
秋の夕日に照る山紅葉(もみじ)
濃いも薄いも數(かず)ある中に
松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は
山のふもとの裾模樣(すそもよう)
二、
溪(たに)の流に散り浮く紅葉(もみじ)
波にゆられて離(はな)れて寄つて
赤や黄色(きいろ)の色さまざまに
水の上にも織る錦(にしき)
松本では、秋は空からやってきて、高峰を下り里に降りてきます。
里山は、錦の裾模様のおべべでおしゃれを楽しんでおるようで。
ふと顔を上げると、目の前に昔と変わらない、童謡の世界そのものが広がっているのに改めて驚きました。