山のお寺
東山の山腹、山の森に囲まれたこのお寺、縁起はわからないのですが、見るからにとても古いお寺です。
山門に六地蔵。いずれも経てきた年月を物語っております。
紫陽花が咲き、小さな噴水がある境内はとても趣があります。
観音堂も年季の入ったなかなか立派なものです。
お堂に施されている彫刻は、驚くほど精緻に彫られております。特に象と獅子(?)の彫刻は、かなりの技を持った人の手によるものだと思われます。
不思議なことに、観音堂の賽銭箱の上に、鹿の角が一本置いてありました。山で猟をした鹿の供養のために、納められたのでしょうか。
本堂は人気もなくひっそりと静まりかえっております。こんな静かな本堂で、蝉の声なぞを聞きながら、瞑想に耽ってみたいものです。